以前参加したツアーで、自分の事ばかりの人がいました。自分勝手な行動をするわけではないので、特に行程に影響はありませんでした。しかし、とにかく彼女はおしゃべりなのです。せっかく旅行に来ているにも関わらず、彼女の好きな話ばかり。旅行には全く関係ない話ばかりなので聞いていて退屈でした。おしゃべりはいつまでも止まらず、だんだんメンバーが彼女を避けるようになりました。それでも彼女は話を聞いてくれる人がいれば
ツアーなのに自分のことばかり・... の続きを読む
私たちがゴール旧市街を訪れたのは、インド洋大津波から一年を迎えようとする二〇〇五年一二月だった。コロンボ空港から右手に海を見ながら南下していく。スリランカでは沿岸部を中心に四万の犠牲者を出した大災害。しだいに津波によって破壊された建物が目立つようになっていく。車でおよそ四時間、南部最大の都市ゴールに到着。一目に三〇〇台のバスが発着するバスターミナルは、アジアの喧噪に包まれていた。バスが止まるやいな
人々の命を守った世界遺産... の続きを読む
コンゴ民主共和国は、ここをはじめガランバ国立公園など五つの自然遺産をもつ、豊かな自然の宝庫である。コンゴ盆地の北東部、スーダンやウガンダとの国境に近いイトゥリの森一帯のおよそ一万三七〇〇平方キロメートルがオカピ野生生物保護区で、希少種オカピの生息地である。オカピは二〇世紀に入って初めて発見されたキリン科の動物で、ロバとウマの中間ぐらいの草食動物。生息数が非常に少なく、熱帯雨林の奥地に単独か、つがい
環境悪化が心配なオカピの生息地... の続きを読む
一九九七年に、イタリアが一〇件もの新規遺産を登録しているのは、この年、世界遺産委員会がイタリアのナポリで開かれたという、「ご祝儀」の影響もあったのかもしれない。それにしても、ヨーロッパの遺産件数は圧倒的だ。登録件数の上位国を見ると、イタリア、スペインに次いで、ドイツとアジア第一位の中国が三一件、そのあともヨーロッパの大国が続き、フランスが三〇件、イギリス二六件となっている。大陸別に見ると、ヨーロッ
ヨーロッパの遺産件数は圧倒的だ... の続きを読む
家族旅行というとやはりお父さん、お母さんと子供二人、というイメージがありませんか?旅行会社のホームページやパンフレットを見ているとツアーの組み立て方が家族=4人というものが主流のようです。ただしそれは子供が小学生や幼児という場合に限っていることが多いように見受けます。子供が小さいと移動手段の多くが車ということがほとんどなので、リゾート地の宿泊プランが主流のようです。確かに家族旅行で子供が小さいとな
家族旅行は子供の年齢次第... の続きを読む
弘前までこの「鈍行」で行ってもよかったのだが、日が暮れないうちに宿にたどり着きたかったので秋田からは急行「きたぐに」(当時は大阪発青森行きだった)に乗り換え、弘前からは弘南鉄道で弘南黒石、そこからはバスである。新津駅で乗り換えた普通列車のたたずまいは今も忘れられない。茶色型の客車で、木張りの床は黒々とクレオソート(防腐剤)が染み込んだ独特のにおいだった。ガラリと車室の扉を開けると中はがらんと静かで
新津駅で買った駅弁「鮭めし」... の続きを読む
旅行の目的によって持って行く地図は異なってくる。鉄道沿線のどこかで歩きたい場合などは二万五千分の一地形図が必須だろうし、車窓を眺めるなら二〇万分の一地勢図や分県地図などの縮尺かもしれない。私の場合はどうしても昔の地形や道路・鉄道の状況が知りたいので、必ずといっていいほど戦前や昭和三〇年代などの旧版地形図を持参する。古書店で買った戦前のオリジナル地形図は持って行かず、コピー(場合によっては拡大)して
鉄道旅行に地図類... の続きを読む
日本食の心配がいらないのだから、日本人がワールドクルーズに出かけるなら、「セレニティ」がいいとつくづく思った。「シルクロード」には寿司バーがあって、予約なしで、カウンター席が空いていれば、食べることができる。まあ、信じられないことだが、夜6時過ぎなら、毎日寿司バーに座って食べることができる。ディナーを終えたあと、寿司を食べにくる人もいるくらいだから、こんな恵まれた船はないだろう。当たり前だが、寿司
寿司バーも食べ放題の料金なし... の続きを読む
実は予約なしでも、空いている場合はターミナルで申し込めば乗船できる。でも、フェリーdeクルーズを楽しむためには、やっぱり確実に乗船したいもの(ひとつ乗れなかったためにあとのスケジュールが全部狂ってくるなんてことも……)。個人旅客・乗用車の場合は乗船日の二ヵ月前から、団体旅客は一年前、ハネムーンは六ヵ月前の同日から予約を受け付けるのが一般的。夏休みやお盆・年末年始の帰省シーズン、ゴールデンウィークは
予約の仕方それでは、実際に船を予約してみよう!... の続きを読む
立野は阿蘇の入口なので豊肥本線と国道五七号が並行していて、高校生の私はその大分へ向かう国道を走るバスの中から向こうの山を見たのだが、常緑広葉樹の密生した山肌にちょうど夕陽が射して金色に輝いていた。あまりの美しさに呆然としたけれど、近隣で眠りこける同級生たちを起こすのも憚られて、ひとり再訪を誓ったのである。後で知ったことだが、この山は天然記念物に指定された「阿蘇北向谷原始林」で、ウラジロガシ、ヤブッ
阿蘇山のカルデラを抜ける豊肥本線... の続きを読む
「静狩」は、「山のこなた、行き止まり」という意のアイヌ語「シッーツカリ」の音訳地名である。まさしく、そう表現するにふさわしい地勢だ。しばらくトンネルの連続で、その合間に鈍色の噴火湾をちらちらと見て、9時12分、伊達紋別着。文字通り、仙台伊達家の支藩、亘理藩の殿様伊達邦成か家臣と共に明治期に集団移植した地である。戊辰戦争の際、旧幕府側に加担した武士が、薩摩・長州勢牛耳る明治新政府より如何に虐げられて
記念に函館運絵所の改札印を押してもらった... の続きを読む
国の敷居は高そうだった。物価の高さが、それに追い打ちをかける。ダブリンに着いた夜、テンプルバーで店を開いていたテイクアウト専門の店でサンドイッチを買ったが、ひとつ11ユーロもした。1300円である。アイリッシュコーヒーは、1杯900円だった。僕らが訪ねた頃は、金融危機に誘発された円高が進んでいて、1ユーロは130円ほどまで落ちていたが、それでもこの値段なのである。これまでインド、シャルジャ、エジプ
物価でも手強い国... の続きを読む
LCCのサイト画面の入力にも慣れてきていた。不安だったので、T君の名前のスペルは聞いたが、それ以外はスムーズに進んでいた。しかし電話番号を入れるところで、固まってしまった。住所のところで、まず国名を選ぶ。当然、JAPANをクリックする。そして住所を打ち込み、次に電話番号に進むと、国番号欄のところに、「452」という数字がすでに入っていた。電話の国番号は、世界の国々に割り振られている。日本は「81」
アラブ圏は独自の国番号?... の続きを読む
マイレージサービスや、早割、特割などを武器に、JRへの対抗心旺盛なのが航空各社。時間短縮では圧倒的に優位に立っているだけに、後は料金勝負。使い方によっては、JRに比べてかなり割安になることもある。ひとり旅でも、有効に活用したいものだ。とは言いながら僕は殆ど飛行機を使わない。どうも苦手なのだ。いろいろ理由はあるが、文字通り雲の上を飛んでいくので、移動の実感が希薄、というのもそのひとつだ。新幹線といえ
飛行機は苦手だ... の続きを読む
想像していたより、板前がかなり若い上に、愛想がいい。貫禄充分、客を威圧するような主人が居てこその「鮨勝負」。些か拍子抜けすると同時に、役どころの変更をも考える必要が出て来た。本物の役者なら、たちどころに切り替えられるのだろうが、素人役者には、そこまでの器用さはない。はてさてどういう役柄に変えるべきかを考えつつ、とりあえずのビールを頼んで様子をみることにした。早い時間に入ったつもりだったが、既に常連
店内は和やかな雰囲気だった... の続きを読む
ひとり旅がしたい!そう思ったなら先ずはプランニングを始める。旅は、ひとり旅に限らず、この計画段階が一番愉しい。何に乗って、何処へ行って、何を見て、何を食べて、何を買って、何処に泊まるか。普段は出来ないことを、あれもこれもしてみたい。夢は果てしなく膨らむ。場合によっては、プランニングするだけでも充分愉しめる。僕などは、お節介にも他人様のひとり旅のプランニングをして、自分も行ったような気になって遊んで
プランニングは「シーズン外れの平日」が基本... の続きを読む
外国語の学習をしていると、その言葉が通じる国へ行って話したくなります。シニアの方にも人気なのが、1つの国にゆっくりと長期滞在型の海外旅行です。物価の安い東南アジア、気候が温暖なスペイン、語学留学も兼ねてのオーストラリアやニュージーランドそしてカナダなどが人気となっています。夫婦でのんびりと暮らしてみるのもこの滞在型の特徴です。いろいろな国を駆け足で回る旅行もいいですが、旅行に慣れて来たら思い切って
長期滞在型の海外旅行... の続きを読む
海外旅行:グアム&サイパンに行くなら。12月〜5月がベストシーズンです。雨季と乾季があり、雨季はスコールが一日に何度かある程度。9月から11月は台風のシーズンなので、天気予報は要チェックです。直行便で3時間半から4時間半。グアムの方が便が多く、大阪からは1日3便、仙台からは週4便、札幌からは週2便飛んでいます。サイパンの方は少し少なく、東京から1日3便、名古屋・大阪からは1日1便です。やはりフライ
海外旅行:グアム&サイパンに行くなら・... の続きを読む
田舎の祖父母の家は農業を営んでおり、広い敷地内には家畜やペットなどもいて、何故かアヒルもいました。このアヒル、野良だそうで、気づいたらいつの間にか居ついていたそうです。田舎の動物は、住宅街でみかける同種の動物達よりも凛としていて、中々近寄ることができません。祖父母宅への家族旅行の間中に、何とか動物達とお近づきになりたい私は、根気よく観察をして、人間が敬意を払う気持ちを持っているかいないかで、動物達
家族旅行の間中に動物達と仲良くなろう... の続きを読む
沖縄に近い九州地域について、もう少し具体的にみてみよう。同地域では既に宮崎、長崎、大分、福岡の四県が「リゾート法」に基づく大規模開発の指定を受けて動きだしているが、残る四県も指定に向けて「基本構想」の策定を急いでいる。指定を受けた四県のリゾート開発とは「宮崎・日南海岸リゾート」、「ナガサキ・エキゾティック・リゾート」、「別府くじゅうリゾート」、「玄海レターリゾート」の四地区である。「リゾート法」に
九州地区にみるリゾート開発... の続きを読む
感想がでてくるのだから、ディズニーランドの歌「ちいさなせかい」は、豊かな人たちに、国境のない天国を夢見させているという意味では、ディズニーランドの戦略は成功しているのだろう。いや、少なくともディズニーランド側の思惑は別として、世界を楽天的に見たい日本人のひそやかな願望が、日本語の「ちいさなせかい」の歌詞には見られるのかも知れない。ちなみに、フランス語の同じ部分の歌詞は、次のようになっている。「だっ
ディズニーランドの歌の解釈からみえる世界の多様性... の続きを読む
ホテル、つまり宿泊施設の歴史は西欧に遡る。君土たちが客人を邸に招きもてなす際、客人あるいは主人のことをホスペスと呼んだ。ホスペスとはラテン語で、「もてなす」、「保護する」という意味を持っている。「ホスト」や「ホスピタル」も、ここから派生した。12世紀になると、ヨーロッパではキリスト教徒による聖地巡礼が盛んになる。現代と異なり、当時の旅は非常に過酷であり、命がけの行為であったことであろう。その旅の途
ホテルの誕生... の続きを読む
気泡浴、泡沫浴(気泡により身体の表層を刺激し、血行を促進するための温泉浴槽)について述べよう。温泉水中に発生された気泡を皮膚に当てることにより、マッサージ効果をもたらすための浴槽。気泡発生装置が組み込まれており、気泡を浴槽全体にゆきわたらせるような構造になっている。深さは四〇〜五〇センチメートルで、温度は三七℃付近に設定。打たせ湯(温泉をある高さから落とし、身体の一部に圧注する装置)は、温泉水を落
「クアハウス」の浴槽... の続きを読む
シャルル・ドゴール飛行場の税関の窓口は、いつ行っても外国人がエンエン長蛇の列をなしている。実際に中身を一つ一つチェックすることはほとんどないが、お役所はどこの国も形式にこだわるから、チェック・インをする前に、トランクごと税関の窓口へ持って行って、「買った品物はこの通りこの中に入っています」と見せなければならない。行列があまり長く、要領の悪い税関吏にぶつかると、飛行機に乗り遅れるのではないかとイライ
シャルル・ドゴール飛行場の税関の窓口... の続きを読む
せっかくですから、山中に入りこみましょう。林道は狭いので、必ず車がすれ違うために少し道幅を広げてあるところがあります。俺はそこにテントを張ることが多い。晴れていれば、すぐそこに星がある。星に手が届きそうなほどの気持ちよさです。ただ落石には注意してください。小さい落石ならば、よくあります。崖側から小石程度で実害はありませんが、ころころ落ちてきたりするのです。小石程度ならいいですが、頭くらいのが落ちて
野宿における落石への対処... の続きを読む
まもなくトンネルに入り、すぐに地上に出るものの、再びトンネルに入ると、しばらくは闇の中を進み、今度地上に出るときは、京浜東北線の与野駅の手前を走っている。ワープしてしまったような錯覚にとらわれてしまうが、短絡線を通ったから当然と言えば当然だ。元々は貨物専用線だったが、最近では「東京メガループ」として一日数本の快速電車がこのルートを使って、八王子や西船橋方面と大宮とを結んで走っている。こうして大宮に
ホリデー快速河口湖は短絡線を通るおまけつき!!... の続きを読む
今まで行った海外で好きなところは、イタリアとフランス。仕事で行ったことしがないので、やりたいことはいろいろあっても、表面だけパーツと見るだけで、あとは買い物程度で帰ってきてしまいます。ですから、かの有名なベルサイユ宮殿にも行ったことがないので、いずれゆっくり時間が出来たら、娘と2人でフランスを回ってみたい!そして、やっぱりハワイも好き。仲良しの友達が毎年夏にはハワイに行っているので、ここ数年、私も
今まで行った海外で好きなところ... の続きを読む
ローカル線の中でも、地の果てを目指す路線というのは、旅行者の心をくすぐってやまない。鉄道旅行においても線路の果てを目指す終着駅探訪は、いつの時代においても人気がある。行き止まりの「盲腸線」はローカル線のひとつの典型で、普通の利用者は少ないけれど、鉄道旅行愛好者にとっては魅力的な対象物となる。そんな中でも、さいはてを目指す旅は、究極の愉悦を味わえるものだ。それも南を目指すのではなく、北への旅がいい。
さいはての旅路は独特の味わい−道東・根室本線... の続きを読む
列車に乗るには時刻表は欠かせない。どの国も鉄道時刻表があり、それを全部集めたら大変なことになる。その筋の収集家は別として、一般の旅行者にとっては荷物か増えるばかりだろう。そこでお薦めなのか、各国の時刻表をコンパクトにまとめた「トーマスークック鉄道時刻表」だ。何と日本語版も出ていて、日本の普通の書店で入手できる。必須のアイテムだろう。クック時刻表は、万能ではない。マイナーな路線やローカル列車は載って
列車時刻表は難しくない... の続きを読む
時間に正確な鉄道が生まれた背景の一つといえる事象であるけれど、鉄道インフラ脆弱問題の抜本的解決のため推し進められた新幹線の建設自体が、乗り換え・乗り継ぎをさらに増す結果を招いてしまったことは、またしても実に皮肉な巡り合わせといえる。先に掲げたような現象が起こるのは、むろん、新幹線は標準軌、在来線は狭軌というゲージサイズの違いがあるため。フランスなどでは高速新線、在来線ともに標準軌だから、TGVは自
新幹線がさらなる乗り継ぎを生んだ... の続きを読む
とりあえず、オーソドックスに普通列車だけを乗り継ぐ旅に出てみよう。朝から一日中列車に乗っていたい。できるだけ遠いところへのんびり行きたい。そんなマニアックな旅に出てみた。私は東京に住んでいるので、出発は東京の上野駅である。まずは、常磐線の水戸行き普通列車に乗る。ステンレスの銀色ボディに青いストライプを締めた新型電車で、各駅停車とは言っても、取手までは快速運転である。北千住と取手の間の停車駅は松戸と
実際に「18きっぷ」で旅してみよう... の続きを読む